2021年 6月 の投稿一覧

【005】待望のアルツハイマー病新薬「アデュカヌマブ」、米FDAが20年ぶり承認

米食品医薬品局(FDA)は7日、日本の製薬大手エーザイと米バイオ医薬品大手バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病の治療薬「アデュカヌマブ」を新薬承認した。アルツハイマー病の新薬承認は約20年ぶり。アデュカヌマブは、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積したアミロイドβ(Aβ)を除去することで、疾患の悪化を抑制するとされる。同薬は過去には望んだ効果が得られないと開発を中止したが、その後の解析で、一部の投与群には有効性が見込めるとして方針を一転し、開発を再開するという実用化までに二転三転した経緯がある。
 2050年には1億人を突破すると見られている認知症患者だが、これまでは認知症の進行を遅らせる薬しかなかった。今回承認されたアデュカヌマブは原因となる物質に直接作用するとされ,非常に大きな期待が寄せられている。
 莫大な売り上げが見込める​アルツハイマー病治療の市場、介護者含め大きな期待を寄せる患者などそれぞれの視点で捉える。

【OPINION1】アルツハイマー新薬の、バラ色とは言えない評判とコスト

【OPINION2】FDAの審判が「アルツハイマー病治療」の行方を左右

【OPINION3】アルツハイマー治療薬 待ち望む人の思い

【004】大坂なおみ選手が全仏オープン棄権表明、うつ闘病を公表

記者会見拒否問題で注目されていた女子テニス、世界ランキング2位の大坂なおみ選手は、出場中だった全仏オープンテニスを棄権すると表明。同時に2018年以来、うつ病に悩まされ続けていることを公表した。大阪選手はツイッター上で、「数日前に(記者会見をしないこと)発表をした時にこんな状況を想像していなかった」と胸中を告白。「大会やほかの選手、私自身にとって撤退することがベストだと思った」と全仏オープンを棄権する理由を明かした。過酷な世界で身を削って戦い抜く選手、その選手を環境面や金銭面でサポートするスポンサー、そしてそれを伝えるメディア。それぞれの役割が時代と共に変化しつつある現状で、歪みが浮き彫りとなった問題をそれぞれの視点で捉える。

【OPINION1】大坂なおみ選手の会見拒否に見るメディアの問題点

【OPINION2】“ポジティブ原理主義”には弊害も。専門家が語るアスリートの心問題。

【OPINION3】大坂なおみ、ヨネックスの契約のきっかけは母からの手紙 米山勉会長が明かす10年間の交流とジュニア育成への思い

【003】『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』興収400億円を突破。

昨年10月に公開されたアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の最新の興行収入が発表され、国内で史上初となる興収400億円を突破した。また、日本を含めた全世界(45の国と地域)での総興行収入は約517億円となり、現在も記録を伸ばし続けている。『鬼滅の刃』は、2016年2月から20年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載され、2019年4月から放送されたテレビアニメで人気に火が付き社会現象化。クオリティの高いアンメーションを制作する「ufotable(ユーフォーテーブル)」、原作者と伴走した『鬼滅の刃』初代担当編集者などのインタビューから見えるヒットの要因を探る。

【OPINION1】映画「鬼滅の刃」一番儲かっているのは集英社ではなくソニーか

【OPINION2】世界を虜にしたアニメ『鬼滅の刃』はどう作られたのか ufotableにしかできない作画とCGの融合 前編

【OPINION3】『鬼滅の刃』大ブレイクの陰にあった、絶え間ない努力――初代担当編集が明かす誕生秘話

【002】決断時期が迫る東京オリンピック・パラリンピック

開催まで3ヶ月を切った東京オリンピック・パラリンピック。主要都市の非常事態宣言が続く中、政府はオリンピック開催の姿勢を崩していない。また、東京五輪組織委員会が日本看護協会に500人の看護師確保の協力を要請したという。IOCのバッハ会長の来日延期、遅々として進まない国民のワクチン接種など開催への逆風が吹く中、経済、医療、選手それぞれの発言から浮かび上がる事実や思いを掲載。

【OPINION1】東京オリンピック・パラリンピックが中止になった場合の経済的損失は?無観客開催だとどうなる?

【OPINION2】新型コロナ、第4波の大阪は「これまでとは別世界」~呼吸器科医・倉原優氏の緊急寄稿(2)

【OPINION3】“選手として賛成、国民として反対” オリンピックへの葛藤

【001】混迷する眞子さまの結婚問題

長引く秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんとの結婚問題。国民が注目する自身の母親と元婚約者との間の金銭トラブルに関し、28ページにも及ぶ経緯を説明する文書を公表した小室さん。文書には和解を示す内容はなかったが、4日後に態度を一変、小室さん側が初めて相手側に解決金という名目で渡す意向を表明。二転三転する状況は国民の理解を得られるのだろうか

【OPINION1】橋下徹氏「小室さんのお気持ちも分かる」28枚“反撃文書”に苦言も…

【OPINION2】「眞子さまは失敗してもいい」小島慶子が結婚に賛成する理由

【OPINION3】「小室圭さんは自分中心」竹田恒泰が語った結婚反対の理由