兵庫県明石市の泉房穂市長が、市議会議員に対する暴言の責任を取って来年(2023年)4月の任期満了をもって、政界を引退すると表明しました。
泉氏は今月8日、自身に対する問責決議案をめぐり、明石市内の式典で同席した市議2人に「問責なんて出しやがって」「賛成したら許さん」などと発言。過去にも泉市長は19年1月、道路工事の立ち退き交渉をしていた職員に「火をつけてこい」などと暴言を浴びせ、辞職した経緯があります。
しかし、任期中の功績も大きく、「やさしい社会を明石から」をスローガンに特に子育て施策の充実などにより、9年連続の人口増、7年連続の地価上昇、8年連続の税収増などを実現してきました。
泉房穂市長の市政への想い、日本に今後確実に訪れる少子化による社会保障の崩壊など、今回の騒動で見えてくる幾つもの問題点を浮き彫りにしていきます。