【016】受託収賄容疑で元五輪理事・高橋治之を逮捕

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受託収賄容疑で元五輪理事・高橋治之を逮捕

東京地検特捜部は、8月17日に公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の高橋治之元理事が大会スポンサーの紳士服大手AOKIホールディングスから、五輪スポンサー選定に関して、5100万円の賄賂を受け取っていた受託収賄の容疑で高橋氏を、AOKIHD前会長の青木拡憲氏らを贈賄容疑で逮捕しました。

高橋氏といえば、大手広告代理店『電通』元専務にして、日本のスポーツビジネス界の大物と言われる人物。さらに“五輪のドン”の異名をとるほど、東京五輪に影響力を行使してきたそうです。IOC(国際オリンピック委員会)における高橋氏の影響力は、森元首相や竹田JOC前会長とは比較にならないぐらい大きと言われています。スポンサー選定などオリンピックにおいて大きな役割を任されている電通でさえもIOC上層部の思惑は電通のコントロール外となります。そんな中でIOCトップに食い込んでいた高橋氏個人が、電通という会社以上に大きな影響力を持つことになりました。
事件の輪郭を浮き彫りにするため、主役となる高橋氏、五輪ビジネス、そしてスポーツビジネスを得意としている電通についてなど、各視点から紹介します。

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